今は金利が低いことから、ちょっと交通の便が良いところには新築マンションが増えています。
そして中古マンション市場も活況で新築にこだわらない若い購入者も増えました。
雇用が不安定な世の中では35年のローンを組むリスクは高く、将来の人口減を考えれば収入に余裕がない人が生活を切り詰めてまで高額物件に手を出すこともできません。
ですから数多くの中古マンションの中から如何に良い収益物件を見つけ出すことが、今後の資産形成の面でもとても重要なポイントになります。
快適に住むことができて、さらに値崩れするリスクが低い中古マンションを見つけたい。
そういう思いで購入希望者は複数の不動産業者を回ったり、不動産サイトをチェックします。
そして都心へのアクセスが便利な駅で徒歩で10分以内の中古マンションに空きが出て、それが予算内におさまれば不動産業者の「今決めなけらばすぐに他の人に買われてしまいますよ」という決まり文句で判断せざるを得ないのです。
確かにそれはある意味正しいでしょう。
マンションは立地条件でその資産価値は大きく変わります。いかに建物が立派でも立地条件が悪ければ将来大きく値崩れするリスクは大きいでしょう。
ただ一つ中古マンションを選ぶ際にはその管理体制をチェックしておくことが必要です。
マンションを施工した業者、プロデュースした業者がどんなに大手で有名な業者でもいったん販売すればそのマンションの管理責任はマンションの住人達による管理組合に移ります。
この管理組合がしっかりしていて、きちんとした管理会社と協力してマンションの修繕をきちんとしているのか、定期的な大規模修繕計画はあるのか。管理人さんは住み込みか、定期的に業者は掃除をしているのか。
こんな基本的なところはチェックするでしょう。
最近ではマンションの立体駐車場設備の修繕で管理費が破綻してしまう例もあります。
マンション購入の際には管理組合のレベルを最低限把握しておく方が良いでしょう。